石膏ボードの土壌改良材化

石膏ボードとは

石膏を主成分とし、外側に厚紙を張って加工された板のことです。
耐火性、防音性、断熱性などに優れ、建設材料として、壁や天井に広く用いられています。
石膏ボードは、建築時には加工がしやすいという利点を持ち、本来ハンマーなどで叩くだけでも簡単に破壊できるものです。

石膏粉と紙の分別後の処理方法

石膏ボードの取扱いについては、今まで「石膏ボードから紙部を取り除くことで安定型処分が可能」とされていましたが、平成18年6月の法改正により、その部分の内容が削除されました。
このことにより、石膏粉は「廃棄」するのではなく、「リサイクル原材料」として今まで以上に注目されています。
現在すでに行われているリサイクル方法としては、次のようなものがあり、一部では都道府県認定を受けて推進されています。(リサイクルに関する状況は、各自治体で異なります。)

  • ○建設汚泥の固化材・添加剤
  • ○路盤改良材の固化材・添加剤
  • ○リサイクル砕石
  • ○土壌改良材の固化材・添加剤

分別フロー

当社では、石膏ボード処分方法の法改正の趣旨を踏まえ、収集した石膏ボードを紙と分別し、圧縮・破壊した上、さらにパウダー化してリサイクルしています。